1999-09-06 ArtNo.20303
◆<星>シンガトラスト/SCP合弁会社、年商S$1億予想
【シンガポール】半導体や電子業界向け機器の流通業務を手掛ける地元企業Singatrustと米国拠点のSCP Global Technologiesは対等出資の合弁会社SCP Global Technologies Asia(SGTA)を通じて、向こう12カ月以内にSCP製自動サーフィス・プレパレーション・ツールの製造に乗り出す計画で、来年は1億Sドルの営業額達成を目指している。
SCPのMark Peterson社長が2日催された関係契約の調印式の席上語ったところによると、同社はシンガポールをアジア・ビジネスの本拠地にする計画だ。
SGTAは当面、ウエハー表面の極小汚染物質を洗浄するサーフィス・プレパレーション・ツールのシンガポール/マレーシア/フィリピン/タイ/インドネシアにおける販売/流通/サービスを行うが、その後開発/品質検査/製造/組立業務等も手掛ける。また今年11月までにシンガポールにサービス/パーツ・センターを設ける他、訓練センターや研究開発(R&D)施設も計画している。このため親会社2社は向こう3年間に同プロジェクトに1000万米ドルを投資する。
シンガトラストは1992年に創設された、傘下に子会社11社を擁する持ち株会社で、シンガポールだけでなく、マレーシア、フィリピン、台湾、中国に事業を展開、昨年の営業額は3500万Sドルだった。同社のPao Ning Yu重役(CEO)によると、向こう12カ月以内にシンガポール証取(SES)への上場も計画していると言う。(ST,BT:9/3)
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