SEAnews 1995-01-19 ArtNo.203

【クアラルンプル】ライオン・グループは合弁会社インバーフィンSdn Bhdを通じてシンガポールの政府系不動産会社ピデムコ・ランドの経験とビジネス・ネットワークを利用する計画だ。
ライオン・グループのウィリアム・チェン会長が17日に催されたオフィス・ビル“ムナラ・ライオン”及び“ホテル・ニッコー・クアラルンプル”の棟上げ式の席上語ったところによると、ピデムコ・ランドとライオン・グループ傘下のアムスチール・コーポレーションBhdのインバーフィンに対する各30％と70％の出資は、アジア太平洋地域の不動産市場開拓を目指す両社の戦略的提携を象徴している。インバーフィン社が所有する50階建てムナラ・ライオンは年間3500万Ｍドルの賃貸料収入が見込める。第1期工事分20階までのフロアーの90％が既に賃貸契約済みで、95年半ばには全工事が完成する見通しだ。今年末にオープンを予定する投資額3億1300万Ｍドル、30階出て470室のホテル・ニッコーはトーヨー・リアル・イステートと日航の80：20の合弁会社ＭＴＪディベロプメントSdn Bhdにより所有されている。(NST,NS:1/18)