1999-09-03 ArtNo.20297
◆<印度>7月の輸出成長率2.11%に鈍化
【ニューデリー】インドの7月の輸出は30億5169万米ドルと、昨年同期の29億8876万米ドルを僅か2.11%上回ったにとどまり、比較的好調だった第1四半期(4-6月)の6.5%の伸びから顕著な鈍化を見た。
商業情報統計総監(DGCI&S)が1日発表したところによれば、この結果年初4カ月の輸出成長率は4.04%になった。部門別に見ると7月には繊維製品輸出が24%の成長を見た。商業省のH.A.C. Prasad経済顧問によると、比較の対象になる昨年7月の輸出は1998/99年度を通じて3月に次ぐ第2のハイレベルをマークしており、このことも今年7月の成長鈍化の一因と言える。
年初4カ月(4-7月)の輸入も、140億7174万米ドルと、昨年同期の139億3157万米ドルを、1.01%上回ったにとどまった。特に7月の輸入は35億7735万米ドルと、昨年同期の37億9935万米ドルを5.84%下回った。
また懸念材料は年初4カ月の石油輸入が昨年同期の18億2358万米ドルから27億5453万米ドルに51.05%の急増を見たこと。これに対して非石油製品輸入は5.84%下降した。(THBL,IE,TH:9/2)
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