1999-09-03 ArtNo.20292
◆<馬>資金管理1年経過後2日間にUS$4億流出
【クアラルンプル】マレシアが資金管理制度を導入して満1年を経過、同制度採用以前にマレーシアに投資された外資は、国外への持ち出しが自由にできることになったことから、第1日目の9月1日には3億2800万米ドル、2日には7800万米ドルの外資が純流出した。
この2日間の合計流出額は4億600万米ドルと、市場筋が予測した100億米ドルやマハティール首相が予想した最大40億米ドルに比べ、大幅に小さな額にとどまったが、中央銀行は引き続き資金の流れを注視していくとしている。
しかし株式市場における外国投資家の売り圧力は予想以上に強く、クアラルンプル証取(KLSE)総合株価指数は、初日に14.15点、2日目はさらに大幅な17.39点(2.3%)ダウン、第3防衛ラインとされる730点に近い735.52で引けた。
株式市場が軟化した際には、地元ファンドが買い支えに動くものと予想されていたが、この2日間にはそうした動きはまだ生じていない。こうした中で機関投資家らの動向が注目されている。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:9/2,3)
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