1999-08-31 ArtNo.20258
◆<星>ナットスチール、中国廈門にUS$1.2億投資
【福州】シンガポールの政府系上場鉄鋼会社ナットスチールは向こう4年間に最大1億2000万米ドルを投じ、中国の特別経済区廈門における業務を拡張する。
ナットスチールが40.68%出資するSouthern NatSteel(Xiamen)(SNX)のKoay Kah Beng,重役(GM)によると、同社は来年は1000万~2000万米ドルを投じて年産35万トンの第2圧延工場を建設する。また設計段階にある年産70万トンの溶鉱炉は2003年の稼働が目指され、コストは1億米ドル前後。
ジョージ・ヨー通産相に率いられる30人のシンガポール代表団が29日視察したSNXの年産35万トンの圧延施設は、輸入もしくは中国国内で調達したビレットを原料としている。廈門のHaicang investment zoneを拠点とする同社には、ナットスチールの他、マレーシアのサザン・スチールと中国の複数のパートナーが出資している。既存の3600万米ドルの工場は1997年に稼働したもので、今年は昨年の2倍の8000万米ドルの売上が見込まれる。目下、廈門の半径300キロ以内の地域に建設用棒鋼を供給しているが、香港や他の東南アジア市場の開拓も目指している。ナットスチールはWujinとWuxi(無錫)にも工場を擁する。(ST:8/30)
|