【ニューデリー】韓国のHyundai Motorは10月第2週に“LC”のコード・ネームをもつ高級車新モデルをインド市場に投入するとともに、インドを拠点に近隣諸国やアフリカ、オーストラリア市場に売り込む計画だ。
Hyundai Motor India Ltd(HMIL)スポークスマンによると、新モデル“Navaratri”は9月にフランクフルト・モーター・ショーに展示され、9月下半期から商業生産が開始される。国産部品使用率は70%。小型車Santroと合わせて1999/2000年のHMILの売上は1200クローと見込まれるが、依然60クローの赤字が予想され、黒字転換は2000/2001年になる見通しだ。
新モデルの価格は60万~70万ルピーと見込まれ、ホンダ・シティー、フォード・エスコート、三菱ランサーと市場シェアを争うことになる。当面1000台が売り出されるが、年間製造能力は4万台。
HMILはSantroの南アジア地域協力連合(SAARC)諸国への輸出を開始する計画で、今年のコンポーネント輸出総額は1100万米ドルと見込まれている。今月から二交替制を導入し、月産6500台の達成が目指されている。これにより待ち時間は8週間から4週間に短縮あれると言う。
今年7月までに3万5000台を販売したHMILは、今年度内にSantro5万200台の販売を目指している。
HMILはチェンナイ近郊Irrungattukottaiの工場施設にこれまでに7億米ドル以上を投資したと言う。(IE:8/27)