SEAnews 1999-08-27 ArtNo.20228

【シンガポール】国家科学技術局(NSTB)が6カ月前に創設した新スキーム“テクノロジー・インキューベーター・プログラム(TIP)”の下、ハイテク・スタートアップ企業4社、1）WirelessWerks,、2）Deep Video Imaging、3）CS Lucas、4）FreeSystemsが、Incubator Management Companies (IMCs)から資金援助を受けることになった。
ＮＳＴＢが24日発表したところによれば、これら4社は149社の中から選ばれたもので、ＩＭＣｓは資金提供の他、経営ノーハウ等の面でも援助を提供する。
WirelessWerksは消費用電子産業領域における半導体関連ソルーションの設計と開発を手掛け、Deep Video Imagingは既存のモニターではまだ実現されていない3次元イメージやその表示に関わる技術を提供する。CS Lucasは取引の実行／リスク評価／管理／制御に関わるファンド・マネージメント・システムを開発した。これら3社は、ＩＭＣｓの1社、Plan-B Technologiesから資金の提供と経営面の支援を受ける。デジタル・エンターテーメント業界に半導体や関連製品を提供する第4の企業FreeSystems Pte Ltdは、別のＩＭＣ、Ginosko Managementの財務／非財務両面の支援を受ける。
ＮＳＴＢとＩＭＣは各スタートアップ企業に2年間に合計最大60万Ｓドルを投資する。同資金は研究開発(R&D)やその他のコストに充当できる。これらの企業はＭＮＣｓの経験やネットワークの恩恵を享受でき、2年後以降は他のベンチャー・キャピタルや投資家から資金を調達できるようになると言う。(BT:8/25)