1999-08-27 ArtNo.20227
◆<星>GES、中国PC合弁事業売上S$15億予想
【シンガポール】シンガポールの地元コンピューター・メーカー、GESインターナショナルは中国の上場企業Shanghai East China Computer Co (ECC)と75:25の出資率でShanghai ECC-GES Information Technology Co (ECC-GES)を設立、パーソナル・コンピューター(PC)や他の製品を中国で製造/販売する計画だ。
GESのDaniel Yeong重役(MD)が24日明らかにしたところによると、合弁会社ECC-GESは初年度に15万ユニットのPCを製造、その半ばをECC商標で中国国内で販売、残りをデータミニ商標で輸出する。向こう3年間の投資額は1200万米ドル、GESは内900万米ドルを投資、同期間を通じて15億Sドルの売上達成を目指す。
上海市地方政府が60%、一般投資家が40%出資するECCは、上海の製造施設の他、中国国内8都市に展開する流通網を同プロジェクトに注入する。ECCは独自ブランドのPCを年間3万ユニット製造、同時にヒューレット・パッカード(HP)等の外国ブランド製品の流通も手掛け、昨年の年商は8億360万元(S$1.62億)、純益は1470万元、純有形資産は1億2100万元だった。
GESはシンガポール工場でデータミニ・ブランドPCの他、HPや日立ブランドPCを月間合計1万2000~1万5000台製造している。この内半ばは自社ブランド。同社は最近中国湖南省に一部PC製造業務を移転しており、今回の事業では合弁会社にデータミニPCの製造技術を移転する方針だ。
合弁会社ECC-GESの工場は、既存のスタッフのみで運営され、生産性と品質の向上だけで、上記の目標達成を目指す。GESは子会社デジランド・モールを通じたビジネス対ビジネス・Eコマース領域の強味を生かし、中国の未開拓市場への進出も目指す。(BT,ST:8/25)
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