1999-08-24 ArtNo.20205
◆<馬・星>コーズウェイ建て替え工事来年着工?
【クアラルンプル】マレーシアとシンガポールを結ぶコーズウェイを大橋に建て替える工事は来年には着工される見通しだ。
トランスウォーター・コープBhdのK.L.Kong重役は20日催された年次総会後以上の消息を語った。それによるとプロジェクトにはマレーシア側の道路、通関/出入国管理/検疫施設の建設が含まれる。マレーシアとシンガポールの政府間の交渉は続けられており、プロジェクトの初歩的提案はシンガポール政府に送付されている。工期は3年と見込まれる。
シンガポール政府の承認が得られるか否かに関して、コン氏は「工事がスケジュール通り実行されることに自信を抱いている」、「もし確信がないならトランスウォーターが合弁会社Gerbang Perdana Bhd(GPB)の100万株を引き受けるはずがない」、「両国政府の間には十分な情報交換が行われている」等と語った。
ジョホール州政府はコーズウェイに隣接したタンジュン・プトゥリの280haと320haの土地を、橋梁建設のために埋め立て造成する方針とされる。1.5キロの橋梁が1923年に建設された1.2キロのコーズウェイに取って代わるなら、ジョホール水道の海流がスムーズになり、船舶の往来もできるようになる。
橋梁建設を手掛ける予定のGPBにはトランスウォーター子会社のDetik Nagasariが20%、Diversified Resources Bhd が20%、IBEX Corp Amalgamated Sdn Bhd子会社のMerong Mahawangsa Sdn Bhdが60%出資している。
しかし、マレーシア国営通信ブルナマの以上の報道に関して、シンガポール外務省スポークスマンはこの日、コーズウェイの建て替えに関してマレーシア側からは公式に提案を受けていないと語った。仮にそうした提案がなされるならシンガポール側は事業化調査を行い、その後で初めて政府としての公式な見解を発表できると言う。(NST,STAR,BT:8/21)
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