1999-08-20 ArtNo.20178
◆<印度>MUL市場シェア、15%ポイント・ダウン
【ニューデリー】スズキとインド政府の対等出資合弁会社Maruti Udyog Ltd(MUL)は、今年第1四半期(4-6月)に前年同期の7万8395台を1万台以上上回る8万9131台の乗用車を販売、過去最高の販売成績を上げたものの、市場シェアは83.80%から68.87%に大幅に下降した。
インド自動車製造業者協会(SIAM)の統計によれば、同期にインドの乗用車市場は38.3%拡大したが、小型車市場に進出したニュー・プレーヤーがこうした市場成長の最大の恩恵を享受した。例えば、今年インド市場に初めてその乗用車を投入した韓国のHyundai Motor Corpは同期に1万2684台を販売、早くも9.80%のシェアを獲得した。Telcoは同期間にそのシェアを0.69%から6.04%にアップ、Daewoo Motor India Ltdも2.70%から4.51%にシェアを拡大した。しかし高級車カテゴリーでは、三菱ランサーを売り出したHindustan Motorsのみが販売台数を伸ばしたにとどまった。
一方、MULは今年11月に売り出す1600CCBalenoの価格を、同カテゴリーでは最高の72万5000ルピーに設定するもようだ。消息筋によればWagon-RとAltoには40万ルピー以下の値が付けられるもようで、MULのディーラーには既に通知済みと言う。(ET,IE:8/19)
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