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1999-08-20 ArtNo.20166
◆<星>アジア銀行界、間もなくネット・ポータル・サービス開始
【シンガポール】シンガポールを含むアジアの銀行界は来年までにインターネット・ポータル・サービスを開始するものと見られる。
FICSアジア・パシフィックのスティーブン・チュー重役(MD)及びMichel Akkermans重役(CEO)によると、既に一部の銀行はインターネット・バンキングの便宜を提供しているが、ポータルは次代のネット・バンキングを象徴する概念で、従来のバンキング・ウェブに比べより多くのオンライン・サービスを可能にする。
電子財務報告や遠隔電子バンキングに関わるソフトウェアのプロバイダーとして知られるFICSは、米国拠点のEコマース・テクノロジー企業2社Security First Technologies/Edifyと合併、銀行界に金融ネット・ポータル技術を提供する新会社、S1の組織作業を進めている。
S1のポータル・テクノロジーを応用することにより、銀行は、単なる銀行サービスだけでなく、オンラインによる請求書の支払い、広告、旅行予約等、銀行業以外の様々なサービスを提供できるようになる。
また一般企業はこうした銀行のポータルにそのEコマースのベースを構築できる。これによりこうした企業の顧客は、銀行が背景に存在するため安心してEコマースを行うことができる。銀行は、Eコマース取引に支払いや清算の便宜を提供するとともに手数料を徴収する。こうすれば、譬え非銀行がサイバースペースにおいて銀行と競争するようになっても、銀行は場外に閉め出される恐れがない。
Akkermans氏は目下、アジアの銀行幹部と商談を進めており、商談相手には会長クラスも含まれている。
5年内に銀行顧客の4人に1人がオンラインにより銀行と取引するようになる見通しだが、ポータル・コンセプトは銀行がサイバースペースで如何にビジネスを行うべきかを示しており、このため多くの銀行が同技術に強い関心を表明している。
一部の銀行はポータルを利用してライバルの顧客もぎ取りを図っており、既にサイバースペースにおける銀行界の戦端は開かれている。10月前後に正式発足する予定のS1はアジアの銀行界と手を結び、携帯電話を用いたワイヤレス・アプリケーション・プロトコル技術の開発も目指すと言う。(BT:8/19)
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