1999-08-19 ArtNo.20162
◆<印度>NRBベアリング、OEMからリプレースメント市場にシフト
【ムンバイ】ニードル軸受専業のNRBベアリングはOEM(original equipment manufacturers)市場からリプレースメント市場に重心を移動しつつある。
NRBベアリングのOEMとリプレースメント市場への依存比率は3年前には75:25だったが、1998/99年度には55:45に変化している。
Harshbeena S Zaveri取締役によると、今やインドは全国的なリセッションに直面しており、より高い収益が望める市場に照準を合わせることが、企業利益に適っている。現在同社は約165社の仕入れ業者を有するが、来年までに200社に拡大する計画だ。
Naresh Warrier副社長(マーケッティング)によると、リプレースメント市場に照準を合わせることにより、市場シェアの拡張を図る。このため実際に顧客と接触するガレージウォール等の小規模修理工場との関係が拡大される。
昨年の営業額は100.7クロー、内50%がOEM市場、43%がリプレースメント市場、残りは輸出市場や他の産業部門で占められた。今年もほぼ同様の比率が維持され、ボリュームの拡大も図られる。また現在はビジネスの80~85%が自動車業界に依存しているが、自動車産業以外の市場開拓が図られ、これにより向こう3年間に年商300クローの達成が目指されると言う。(IE:8/18)
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