1999-08-18 ArtNo.20150
◆<印度>Essarスチール、今年は45万トンの輸出目指す
【ムンバイ】Essar Steel Ltd(ESL)は昨年7-9月期に10万トンの製品を輸出、1999/2000年度には通年で40万~45万トンの輸出を目指している。
ESLは、インドの鉄鋼会社としてはスチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)及びタタ・アイアン・アンド・スチール・カンパニーLtd(TISCO)に続き、輸出に本腰を入れているが、SAILとTiscoが中東とラテン・アメリカをターゲットにしているのに対して、ESLはその熱間圧延(HRC)コイルを主に米国市場に輸出している。
ESLは良好な国際市場環境を背景にトン当たり平均C&F価格305米ドルを目標にしており、これは同社の今年第1四半期の平均価格を20%ほど上回る。同社によると、世界の鉄鋼価格は上昇基調に有り、欧州ではこれ以前のトン当たり250米ドルから280米ドルに上昇しつつあると言う。(IE,TH:8/17)
|