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1999-08-18 ArtNo.20149
◆<印度>バスカルド氏、MULのMD辞職
【ニューデリー】インド政府とスズキの対等出資合弁会社Maruti Udyog Ltd(MUL)のRSSLN Bhaskarudu重役(MD)は16日、今年12月31日の任期満了を待たずにMUL取締役会に辞表を提出、スズキ側を代表するJagdish Khattar氏に国内最大の自動車会社の舵取りを引き継いだ。
バスカルド氏がこの日記者会見したところによると、同氏は政府の招請を受け入れ、8月18日付けでパブリック・エンタープライズ・セレクション・ボード(PSEB)のメンバーに加わる。MULのMDは17日付けでKhattar氏が引き継ぐ。
バスカルド氏は記者会見の席上、「自分はMULのために一臂の力を尽くした後、ハッピー・マンとして退任する。政府の待遇は公平であり、MULの業績が良好なこの時期に退任できることに満足している」と語った。バスカルド氏は1983年12月にジェネラル・マネージャーとしてMULに加わり、それ以来16年間同社の経営に参画してきた。1992年に結ばれた協定の下、MULのMDと会長はそれぞれ、インド政府とスズキが交互に指名することになっていたが、1997年の新経営陣の指名に際してスズキはエグゼクティブ・ディレクターのJagdish Khattar氏を、退任するBhargava氏の後任MDに押し、スズキがMUL持ち分を拡大することに反対していたバスカルド氏のMD就任阻止を図った。MUL取締役会における政府側とスズキの攻防の結果、結局スズキが押し切られ、バスカルド氏がMDに就任、スズキは同問題を国際仲裁邸に訴えた。しかしインド人民党(BJP)政権が誕生後、バスカルド氏の任期を5年から2年に短縮すること等を内容とする廷外和解が成立した。(IE,ET,TH,THBL:8/17)
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