1999-08-18 ArtNo.20146
◆<印度>BJP、スワデシと経済改革を選挙綱領の2本柱に
【ニューデリー】インド人民党(BJP)に率いられる全国民主同盟(DNA)は16日、インドはインド人の手で建設するとの強力なスワデシ(経済民族主義)路線と経済改革の継続を柱とする選挙綱領を発表した。
バジパイ首相がこの日発表した10ページにわたる宣言は、経済改革と民族路線の2つの基準に照らして全ての問題を慎重に処理することを基調にしており、経済改革の加速を前面に打ち出した国民会議派の選挙綱領と対照的なものになっている。
NDAの経済綱領が掲げる目標には、以下の諸点が含まれている。国内総生産成長率7-8%/年間外国直接投資100億米ドル(非優先領域への外資の進出は奨励しない)/Planファンドの60%を農業領域に/国民貯蓄をGDPの30%に引き上げ/非法人のための開発銀行設置/インフラ領域への公共投資拡大/インフラ企業に国内・国外からの長期資金取り入れ許可/Prasar Bharti Actに替わる民間放送事業を監督する放送法を立案/民間TV会社の外資出資率を20%に制限/花卉・園芸に関わる輸出志向ユニット(EOU)のための特別パッケージ/自主管理商品取引システム/産業領域における官僚主義廃絶法規の立案。(TH:8/17)
|