SEAnews 1999-08-18 ArtNo.20137

【シンガポール】シンガポールにおけるＥＲＰ(ｴﾝﾀｰﾌﾟﾗｲｽﾞ･ﾘｿｰｽ･ﾌﾟﾗﾆﾝｸﾞ)ソフトウェアの販売は、昨年の6170万米ドルから今年は8000万米ドル、2003年には1億5400万米ドルに達する見通しで、東南アジア地域の先頭に立つている。
市場調査会社インターナショナル・データ・コープ(IDC)の報告によれば、ＥＲＰソフトウェアは、一般に大企業の金融／人事／流通／材料／製造／生産等の業務の総合管理に使用されているが、シンガポールにおけるこの種のソフトウェア市場は現在から2003年までの間に、年率20.1％の成長が見込める。
ＡＳＥＡＮ全体の市場は同期に年率27.8％の成長を遂げ、2003年には3億9400万米ドルに達する見通しだ。シンガポールがその39％以上のシェアを占めることになる。マレーシア市場は年率22.1％の成長を遂げ、昨年の5790万米ドルから1億1960万米ドルに達する見通しだ。
中国／香港／台湾市場規模は同期間に24.2％の成長を見2億4330万米ドルに達し、2003年のインドの市場規模は1億4870万米ドル、韓国は1億3040万米ドルと見積もられる。
メーカーでは、ドイツのＳＡＰが日本を除くアジア太平洋地域市場をリード、オラクル、ＳＳＡ、Ｂａａｎ、ＪＤエドワーズ、ピープルソフト等が、これに続く見通しだ。ＳＡＰのＥＲＰソフト売上はＡＳＥＡＮ地域では、2位の4倍で、インドでは同8倍に達すると言う。(BT:8/16)