SEAnews 1999-08-17 ArtNo.20134

【バンガロール】年商14億米ドルの米国企業ケーブルトロン・システムズはネットワーク関連サービスやケーブル技術に関わる企業を買収することを計画している。
今年6月に就任したばかりのケーブルトロンのPiyush Patel会長がテレコンファランスを通じてインド人記者に語ったところによると、同社はインドのみならず、中国、シンガポール、日本でもこの種の買収対象を物色している。米国方面のアナリストや観測筋が、ケーブルトロン自体が買収の標的にされる可能性を指摘している点について、パテル会長は、ケーブルトロンのポリシーはその種の投機的予想や情報にコメントすることを禁じているとする一方、良い機会が提供されるものならどんなアイデアにもオープンと補足した。
パテル氏によれば、ケーブルトロンのデータ・ネットワーク製品はこの方面の技術に疎いテレコム企業にとっては価値がある。
ケーブルトロンはインドでは、買収対象を物色する以外に、エンジニアリング開発／サービス領域で、例えばウィプロのような企業と提携することも検討している。インドにおけるエンジニアリング部門の拡張も計画、エンジニアリング・センターのスタッフは現在の35人から3倍に拡大される。インド企業は目下ネットワーク・インフラの構築を図っており、投資の絶好の機会が到来していると言う。(THBL,ET:8/12)