1999-08-16 ArtNo.20120
◆<印度>インディア・ニッポン、デジタル・イグニッションにシフト
【チェンナイ】Lucas TVS Ltdの完全出資子会社Lucas Indian Service Ltdがプロモーターを務める合弁会社India Nippon Electricals Ltd (INEL)は既存のアナログ・イグニッション・システムに代わるデジタル・イグニッション・システムの製造に乗り出す。
Lucas-TVS LtdのTK Balaji重役(CEO/MD)によると、新技術の導入はEuro排ガス基準が来年から導入されるのに伴う自動二輪車産業の技術環境の変化に対応したもので、INELは同プロジェクトに4クローを投じる。
新製品は先ず来年初にTVSスズキが発売するモーターサイクル新モデルに装備される。当面160CC・クラスのモーターサイクル用に供給されるが、徐々に他のクラスのモデルもカバーされる。
資本金5.13クローのINELにはLucas Indian Serviceが39.8%、国産電機が18.9%、ハリタLtdが1.9%、FII/OCB/NRIが1.5%、ボディーズ・コーポレーツが5.3%、一般投資家が29.6%、それぞれ出資している。
INELは目下インドのエレクトロニク・イグニッション・システム市場の32%のシェアを占めており、1999/2000年には35%に達する見通しだ。昨年度営業額は86.99クロー、税引き利益は9.08クローで、今年度売上は100クロー、向こう数年も年率15-20%の売上増が見込まれている。(IE,THBL:8/13)
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