1999-08-16 ArtNo.20119
◆<印度>外国投資局、今日ホンダの新子会社設立申請を審査
【ニューデリー】外国投資局(FIPB)は今日(8/13)、完全出資子会社を設立し、スクーター及び自動三輪車の製造を計画するホンダの申請を審査する。
ホンダが同申請の中で表明したところによれば、新会社Honda Motorcycle and Scooter Indiaの一部のシェアは、地元パートナーのヒーロー・グループに分与される。しかしながら分与されるシェアの比率や何時実行されるか等の詳細は未定。同シェアはヒーロー・グループもしくはヒーロー・ホンダ・モーターズLtd(HHML)に分与されることになる。
今回の計画はFirodia一族が経営するKinetic Engineering Ltdとの合弁を解消したホンダがインド・スクーター市場への再進出を目指すものだが、工業省筋によると、かつてのパートナーのキネティク・エンジニアリングLtdから異議申し立てがなされていないため、FIPBはホンダの申請を承認するものと見られる。同筋は、Firodia一族はホンダの今回の申請に反対していないだけでなく、これまで一度もホンダの計画に対する異議を工業省に提出したことはないと指摘した。
ホンダ筋によると、最終的な、ポジショニングや価格の詳細は数週間以内に発表される。ホンダのカワモト・ノブヒコ氏が最近語ったところによれば、最初のスクーター・モデルは小規模なニッチ・マーケットに照準を合わせたもので、キネティックと競争する意図はない。将来は新会社を通じて一連のモデルをインド市場に投入することになる。また自動三輪車市場進出の具体的日程は決まっていないが、特に難しい問題はないと言う。(IE:8/13)
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