1999-08-16 ArtNo.20108
◆<星>SP、APPの発電施設権益をUS$1.9億で買収
【シンガポール】シンガポール・パワー(SP)は12日、中国における3つの廃熱発電施設の51%の権益をAsia Pulp & Paper(APP)から1億9500万米ドルで買収すると発表した。
SPのHo Kwon Ping(何光平)会長が12日の業績発表会の席上明らかにしたところによると、これらは、大港、蘇州、寧波におけるそれぞれ222MW(メガワット)/115MW/77MWの3発電所で、APPの製紙工場に電力を供給している。既に関係覚書が交換されており、契約調印も間もなくなされる見通しだ。SPはこれ以前にAPPがジャワに建設した発電所の権益も買収している。
これによりSPが投資する海外の発電施設の発電能力は1700MWに達し、中国では二桁の投資収益が見込める。
国内発電市場におけるシェアの縮小と顧客に支払われたリベートが祟り、SPの1999年3月期の利益は9億1930万Sドルと、前年比2%下降した。
トゥアス・パワーの市場参入でSPの営業額も5.9%減の32億Sドルにとどまり、内87%が電力の販売、残りはガスの販売で占められた。(ST,BT,LZ:8/13)
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