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1999-08-12 ArtNo.20084
◆＜馬＞三菱、ＤＲＢ－Ｈｉｃｏｍのプロトン権益売却計画に異議？
【クアラルンプル／東京】三菱商事が、マレーシアの国産車製造会社プルサハアン・オートモービル・ナシオナルBhd(ﾌﾟﾛﾄﾝ)の組織再編計画に異議を提起する可能性が予想されている。
ウォール・ストリート・ジャーナルが自動車業界筋の言として報じたところによれば、プロトンに16.06％出資する三菱は、プロトンがＤＲＢ－ＨｉｃｏｍのEdaran Otomobil Nasional Bhd(EON)びUsahasama Proton-DRB Sdn Bhd持分を高値で買収することを懸念している。
ＤＲＢ－Ｈｉｃｏｍは最近、27.2％のプロトン持分を国営石油会社ペトロナスに売却することで原則的合意に達したと発表したが、同売却は、プロトンが国産車の流通代理を務めるＥＯＮ及びウサハサマ・プロトンＤＲＢ権益をＤＲＢ－Ｈｉｃｏｍから買い取った後に実行される。
ＤＲＢ－Ｈｉｃｏｍがこれら国産車販売代理会社2社の権益に対してどれほどの額を要求し、また三菱との間にどれほどの意見の相違が存在するかは定かでないが、三菱はプロトンが目下所持する12億Ｍドルの現金準備が大幅に減少するような事態を懸念しているとされる。これに対してＤＲＢ－Ｈｉｃｏｍにとっては、プロトン及び他の自動車事業権益の売却が、その事業再編計画の鍵とされている。(IE:8/9)
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