1999-08-12 ArtNo.20081
◆<馬>6月の工業生産指数、8.3%アップ
【クアラルンプル】マレーシアの6月の工業生産指数(IPI)は152.27と前年同月比8.3%アップした。
統計局が9日発表したところによれば、6月のIPIの上昇は、主に製造業指数の12.5%の上昇に伴うもの。同月は電力指数も1.2%アップしたものの、鉱業指数は4%下降した。
一方、6月のIPIは前月比では1.7%の下降を見た。前月比では製造業指数も電力指数も、それぞれ2.1%と2.3%の落ち込みを見ている。
今年初6カ月を通じたIPIは、昨年同期の145.5から148.3に、1.9%の上昇を記録した。同期間には製造業指数が3.2%、電力指数が2.3%、それぞれアップしたが、鉱業指数は3.1%下降した。
今年第2四半期のIPIは154.5と、昨年同期の145.5から6.2%上昇している。製造業指数は9.5%、電力指数は2.6%、それぞれアップした。しかし鉱業指数は5%下降している。
アナリストらはIPIの力強い成長ぶりから、第2四半期の国内総生産(GDP)は、先週末マハティール首相が予測した通り、2-3%に近い成長を見るものと予想した。しかし、某アナリストは、6月のIPIの大幅な伸びは一つには、比較対象になる昨年同期の数字が低調だったことも原因していると指摘した。同アナリストによれば、製造業生産の顕著な伸びは半導体等に対する外需の伸びに支えられたと言う。(STAR,NST,MBT,ST,BT:8/10)
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