1999-08-11 ArtNo.20075
◆<印度>セメント産業、今年の成長率12%:CMA
【ニューデリー】今年(99/2000)の国内セメント産業の売上は、農村部の需要急増に支えられ12%の成長が予想される。
セメント製造業者協会(CMA)会頭を務めるLarsen and Toubro LtdのMohan Karnan社長(営業担当)兼EDが7日語ったところによれば、雨期到来の遅れが住宅部門と農村部における需要を拡大させたことから、1999年4月-2000年3月の間の業界のセメント販売は約1億トンをマークする見通しだ。これに対して1998/99年度の販売実績は8900万トンだった。
しかし価格は、満足行けるレベルを遙かに下回っている。年初4カ月の販売量は22%の急増を見たが、価格の回復は生じなかった。また成長のペースは雨期の深まりや冬季の到来に伴い減速する見通しだ。
一方、工業省のAjit Kumar次官がCMAの第38回年次会議の席上語ったところによれば、セメント会社はコスト削減と他社の買収を通じてリセッションの圧力に対応する見通しで、セメント産業の設備能力の成長は向こう3年間に鈍化するものと見られる。こうした中で南部と西部では設備過剰が持続するものの、北部の過剰は軽減されるものと予想される。(IE:8/8)
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