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1999-08-11 ArtNo.20074
◆<印度>Kisco、12月に銑鉄プラントの稼働目指す
【カルカッタ】Kudremukh Iron & Steel Company Ltd(Kisco)はカルナタカ州Mangaloreに建設中の銑鉄製造プラントをこの12月に稼働させる計画だ。
マンガロールに鋳鉄管の製造施設も建設しているKiscoは他社との技術提携交渉を進めており、関係交渉は向こう数カ月内に妥結する見通しだ。
KiscoはKudremukh Iron Ore Company Ltd(KIOCL)、Mecon Ltd、MSTC(Metal Scrap Trade Corporation)Ltdの合弁会社で、親会社3社はいずれも鉄鋼・鉱業省鉄鋼部傘下の政府系企業。KIOCLは50クロー、MeconとMSTCは各2クローを出資、Meconはアドバイザーとコンサルタントの役割も担っている。
プロモーターらは51%、あるいは57.39クローの一般公募を計画したが、これは実現せず、社債の私募を通じて57.4クローが調達された
当初見積もりコストは328クローで、これまでに鋳鉄管製造施設も含め180クローが投資された。銑鉄製造施設だけでコストは258クローと見積もられ、これらには2×3.5MW(メガワット)自家発電施設、ペレット/コークス運搬用陸上コンベアーが含まれ、ペレットはKIOLから供給を受ける。
中心になる施設はホット・メタル用の350立米高炉で、銑鉄製造能力は23万トン、銑鉄の一部を原料として使用する鋳鉄管施設のキャパシティーは5万乃至6万トンが目指されている。1996年第3四半期に着工されたプロジェクトは本来なら既に試運転を開始しているはずだった。
銑鉄は自動車産業、国防産業、鉄道、石油、その他の部門における需要が見込まれ、鋳鉄管は水/ガスの輸送、管井カスティング、炭坑用サンド・ストーイング・パイプ、送電鉄塔/構造用ポール等に利用される。このため同プロジェクトはKIOCLの下流部門進出計画の一環とされ、またMeconとMSTCにとっては新天地の開拓と言える。(THBL:8/7)
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