SEAnews 1999-08-11 ArtNo.20072

【プーナ】Eicher Ltd傘下の大型バイク製造会社Royal Enfield Motors Ltd(REM)は、今年度内に一連の新モデルを市場に投入する計画だ。
ＲＥＭのP.K. Purang重役(MD)によると、同社はインドにおける大型バイクの独占供給業者で、向こう3年間も250ＣＣ以上の大型バイクを供給して行く。同社はこれまで供給能力の限界から損失を強いられてきたが、今年度第1四半期にラジャスタン州ジャイプールの新工場が試運転を開始したことから、この方面の問題は緩和される。今年度第3四半期に535ＣＣモデル、2000年4月に624ＣＣモデルが、それぞれ発売される。これらは既に発売済みの500ＣＣライトニング及びこの日(8/4)発売されたMachismo A 350(6.3205万ﾙﾋﾟｰ)に追加される。
40クローを投じて建設されたジャイプール工場の年産能力は2万4000台で、同社の総生産能力はこれにより年間5万台を突破する。チェンナイ工場の年産能力は3万台で、ジャイプール工場は僅かな追加投資をしさえすれば、年産3万6000台に拡張できる。ＲＥＭは初年度にMachismo A 350を9000台輸出する計画だ。
ＲＥＭは1998／99年度には135クロー、2万5000台を販売したが、今年の販売目標は3万5000台、175クロー。輸出比率は現在の4％から2000／2001年度の10％に拡大、さらに向こう3年間には20％に引き上げられる。このため既に米国に倉庫施設も準備されている。政府部門への納入台数は全体の10％以下と言う。(ETIE:8/5)