1999-08-11 ArtNo.20065
◆<星>システム統合のCSE、中国開拓目指しアイパックス権益買収
【シンガポール】シンガポールの機械化店頭市場セスダック登録のシステム統合会社、CSEシステムズ&エンジニアリングは中国に強力なプレゼンスを有する情報技術(IT)企業、Ipacs Asia Pte Ltd の45%の権益を2420万Sドルで買い取る。
シンガポール・テクノロジーズ・グループに属するCSEのTan Mok Koon 重役(MD)によると、買収費の内1500万Sドルは内部資金で、残りは借り入れで賄う。CSEはアイパクスを通じ、中国におけるエネルギー/化学品/通信事業を強化する。中国のITビジネスは今年4%、来年は34%拡大するものと見込まれる。
運輸/ロジスティク業界向けITソルーション・プロバイダーとしてスタート、最近はITコンサルタンシーやITプロジェクト・マネージメント・サービスも手掛けるアイパクスは、中国の運輸・ロジスティクス分野に進出、中国ビジネスが業務の4分の3を占める。このほか中国とASEAN地域の金融、航空、通信、ユーティリティ分野でも業務を展開している。昨年度業績は振るわなかったが、今年度は売上7100万Sドル、純益250万Sドルを見込んでいる。同社はCSEの米国顧客にアクセス、アジアと欧米で運輸/ロジスティクス市場を開拓する計画だ。(BT,ST:8/6)
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