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1999-08-10 ArtNo.20055
◆<馬>難航するUS$40億首都鉄道プロジェクト
【クアラルンプル】アジアが経済ブームを謳歌していた当時、マレーシアが掲げた40億米ドルの首都鉄道プロジェクトは、デベロッパーらの垂涎の的とされたが、バブルが崩壊しアジアがリセッションに陥った後、デベロッパーらは当初の思惑とは裏腹にいずれも窮地に立たされている。
合計150億Mドルの通勤列車プロジェクト5件の内、2件はリセッションの影響で計画が遅延、他の3件は泥濘にはまり込み抜き差しのならない窮状に陥っている。過去数十年来最悪のリセッションに見舞われる中で、投資コストが大幅に膨張した反面、利用客の数は期待を裏切ったため、鉄道経営者は手持ち資金を使い尽くし、乗車料金に見直しを加えている。
政府はまた全てのプロジェクトを統合することにより、営業コストを引き下げる可能性を検討している。法人債務再編委員会(CDRC)のC Rajandram会長は、「軽便鉄道計画に全面的な見直しを加えている。当初の見積もりは余りに楽観的で現在の状況とは最早マッチしなくなっている」と語った。
レノン・グループが50億Mドルを投じて建設した首都圏金融街の真下を通過する最もポピュラーなプトラ・ネットワークにしても、乗客は1日23万人の当初見積もりには遠く及ばず、オペレターは運賃を66%引き下げ、乗客の呼び寄せを行わざるを得ぬ状況にある。5本の通勤列車ルートの内4本が交差する3億9000万Mドルのセントラル・ステーションの建設は、マレーシアン・リソーシズ・コープにより請け負われたが、政府は3億3600万Mドルの補助を余儀なくされている。
既に3年前に開通した最初の路線のオペレーター、システム・トランジト・アリランリンガンSdn Bhd(STAR)も利用者不足で、膨大な赤字を抱えている。同ラインの利用客は当初見積もりの2分の1以下の1日6万5000人に過ぎない。
マレーシアと日本の合弁チームに請け負われた22億Mドルのモノレール・プロジェクトは計画が遅延している2プロジェクトの1件だが、マレーシア側パートナーのブルジャヤ・グループは最近3億Mドルの新規ローンを手に入れており、プロジェクト再開の目処がついたようだ。またマレーシア/ドイツ・コンソーシアムにより請け負われた首都KLと新国際空港を結ぶ全長70キロ、総工費28億Mドルの快速列車プロジェクトも目下息を吹き返しつつあると言う。(BT:8/5)
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