1999-08-10 ArtNo.20048
◆<星>ケッペル、最悪の時期乗り切り半期業績改善
【シンガポール】ケッペル・コーポレーションの6月期半期売上は27.2%増の21億602万Sドル、純益は31.5%増の8603万Sドルと好調で、今年通年の業績も大方の予測を上回りそうだ。
ケッペル・コーポレーションのシム・キーブン会長は5日、以上の業績を発表するとともに、「最悪の時期は乗り越えた」とするとともに、「バランスのとれた健全な経営体質の回復には2~3年を要すると見ていたが、我々の努力は早くもその成果を示した」と満足に意を表明した。それによると、下半期も少なくとも上期半と同レベルの業績が維持できると言う。
ケッペル・グループの好調は昨年着手したリストラによるところが大きい。BARRAグローバル・エスティミツは今年通年の利益を1億4690万Sドル、野村証券は1億1120万Sドル、DBS証券は1億7500Sドルと予測している。経済が引き続き回復基調を辿り、不動産と金融業の上昇が持続すれば、今年通年の業績はDBS証券の予測を超える可能性がある。(ST,BT,LZ:8/6)
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