1999-08-06 ArtNo.20044
◆<印度>Hindalco、来月アルミ合金ホイール工場稼働
【ムンバイ】Hindalco Industries Ltdがグジャラート州Silvaasaに建設したアルミ合金ホイール工場は来月稼働、年間35~45クローの売上を目指す。
総コスト65~68クローのプロジェクトは製品の付加価値を高める下流部門総合化計画の一環である。
一方、ウッタラプラデシュ州Renukoot工場の拡張計画の事業化調査も9月には完了する。同プロジェクトは既にインフラが完備していることから、高い投資収益が見込める。同拡張計画に伴い、Renusagarのキャプティブ発電施設の75~150MW(メガワット)の発電能力拡張も計画されている。
インドにおけるアルミの国内生産と国内消費のバランスは1998/99年度には7万8000トンの供給不足だったが、同不足は今年は8万トン、2005年には22万6000トンに拡大する見通しだ。またアルミの国際価格は底入れし、ほどなくトン当たり1400ドルに上昇するものと見られる。インドの国民1人当たりアルミ消費量は0.6キロと、タイの4.1キロ、マレーシアの3.7キロを下回る。こうしたことから、Hindalcoの事業見通しは明るい。
アルミ製造能力は昨年の1万1000トンから今年は1万4000トンに拡大、付加価値成分も昨年の48%から55%にアップする。また今年の国内市場シェアは40%と見込まれると言う。(THBL,TH:8/5)
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