1999-08-06 ArtNo.20037
◆<馬>第2四半期のGDP成長率2-3%:首相予想
【クアラルンプル】マハティール首相は4日、今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率は明らかにプラス成長を回復、成長幅は2~3%が見込めると語った。
この日催された第2国家経済諮問委員会(NECC2)第1回会議の開幕式に出席後記者会見した首相によると、マレーシア経済は昨年、過去40年来最悪の6.7%のマイナス成長を記録したが、政府が40億Mドルの特別予算を組んでインフラ建設を加速した結果、国内経済は復調に転じた。首相は、一部の政府部門は割り当てられた予算を消化せず、政府プロジェクトに関わる企業や産業の成長にマイナスの影響を及ぼしていると述べ、政府各部門に予算は全て支出し、国内経済の回復を促すよう呼びかけた。
首相は今月末に通貨管制が解除された際、多額の資金が国外に流出する可能性に関して、マレーシアは十分な外貨準備を保持するため、譬え資本の純流出が生じても、何ら懸念する必要はないと語った。
首相は、クアラルンプル証取(KLSE)の株価がこの日3.9%の落ち込みを見たのは、中央銀行が発表した地場金融機関を6グループに統合する再編計画が原因との説を否定、「株価は企業の業績を反映すべきで、余り高すぎるのは良くない。自分は早くから投資家に株価を余り押し上げぬよう忠告してきた」と指摘した。(NST,MBT,STAR,ST,BT:8/5)
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