1999-08-06 ArtNo.20036
◆<馬>首相、第2国家経済諮問委員会の発足を宣言
【クアラルンプル】マハティール首相は4日、2000年以降10年間の経済政策を立案する使命を委ねられた第2国家経済諮問委員会(NECC2)の発足を宣言した。
Sirim(マレーシア工業規格研究所)BhdのTan Sri Ahmad Sarji Abdul Hamid会長を座長に、政治家/ビジネスマン/労組代表等155人から成るNECC2は、この日の第1回会議を皮切りに向こう12カ月間にわたり会議を催し、2000年9月に関係報告書を内閣に提出する。
マハティール首相は、この日の会議の席上、新経済政策(NEP)及び国家開発政策(NDP)の下ではブミプトラ企業家の育成が重視されたのに対して、新たな政策の下ではワールド・クラスのマレーシアン・エンタープラナーの育成に照準が合わされ、ビジョン2020の目標達成も目指されると指摘した。首相によれば、2020年まで年率7%の経済成長が維持されるなら、マレーシアの国内総生産(GDP)は1990年の8倍の規模になり、目標を実現できる。
首相はまたマレーシアを愛する者は、政治的見解や個人的信条の相違を捨ててNECC2に参加すべきであると述べ、NECC2への参加をボイコットした野党を非難した。(MBT,NST,STAR:8/5)
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