1999-08-06 ArtNo.20034
◆<星>就業労働者、第2四半期に1万5400人増加
【シンガポール】今年第2四半期には、過去4四半期連続減少していた就業者数が、1万5400人増加、今年上期を通じた就業数は5800人増と、昨年下期の2万6600人の減少と対照的数字となった。
リー・ブンヤン労相が4日の国会で語ったところによると、第2四半期には、ほぼ全業種にわたって労働力需要が拡大しており、不動産/ビジネス・サービスが8000人、製造業が3900人、金融サービスが1400人、ホテル・レストランが1200人、運輸通信が1000人、教育/保健/社会・個人サービスなどのサービス業が4300人、それぞれ増加した。しかし建設業は4200人の減少を見た(第1四半期は1万500人減)。
第2四半期の失業率は第1四半期の3.9%を下回るのは確実で、同相は失業率は引き続き下降線を辿ると見通した。
第2四半期の解雇数は第1四半期の3400人よりも少ない3300人で、今年上期の解雇数は昨年下期の1万4600人の半分以下の6700人にとどまった。しかし、リー労相によると、労働力需要は経済危機以前の水準をまだ回復していない。(BT,LZ:8/5)
|