1999-08-05 ArtNo.20019
◆<星>ビジネス動態調査、1995年以来の最高マーク
【シンガポール】ビジネス・タイムズと国立シンガポール大学(NUS)が今年第2四半期に実施したビジネス動態調査に回答したシンガポール拠点の企業146社の内70%が、向こう6カ月間に業績が改善すると予想、悪化を予想したものはわずか9%にとどまった。
四半期ごとに実施される同調査では、売上、利益、新規受注、事業見通しの4項目について、改善を回答したもののパーセンテージから悪化を回答したもののパーセンテージを差し引いた値が指数として示されるが、今回の調査では、1995年末に調査を開始して以来初めて全ての指数がプラスをマークした。このためNUSのビジネス研究開発センター(CBRD)は、シンガポールの事業環境は1995年末以来最良の状況にあると評している。売上は+8%、利益は+7%、新規受注は+26%、事業見通しは+61%で、売上指数がプラスに転じたのは1996年第2四半期以来、新規受注は3年ぶり、利益は第1回調査以来初めてのことと言う。(BT:8/4)
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