SEAnews 1999-08-04 ArtNo.20013

【ニューデリー】インド乗用車市場における独占的シェアの防衛に努めるスズキとインド政府の対等出資合弁会社Maruti Udyog Ltdは、中型車市場における熾烈な競争に対処するため、今年末には1600ＣＣ乗用車新モデルを市場に投入する。
消息筋によれば、新モデルはスズキBalenoをベースに地元でデザインされたもの。ＭＵＬは来年までに新たに2モデルを売り出すと公式発表しているが、詳細は明らかにしていない。
一方、7月の小型車販売に関してはＭＵＬ、Hyundai Motors India Ltd(HMIL)、Daewoo Motors India Ltd(DMIL)が、それぞれ得点を上げ、ＭＵＬのZenは7907台と、同社の7月の総販売台数の22％を占めた。ＨＭＩＬのSantroは前月比6.7％増の4949台。ＤＭＩＬのMatizは2400台弱と、同社の7月の総販売台数2801台の85％を占めた。
ＭＵＬの7月の総販売台数は昨年同月比16％増の3万5528台をマーク、創業以来15年の歴史の中で月間売上としては過去最高をマークした。Maruti800は昨年同月比10％増の1万8445台と、同社総販売台数の52％を占めた。Omniは同46％増の7548台、Esteemは1596台、Gypsyの販売台数は報じられていない。(IE,THBL:8/3)