1999-08-04 ArtNo.20005
◆<馬>6月の輸入、資本財需要拡大等で20.1%アップ
【クアラルンプル】マレーシアの6月の往復貿易は資本財や中間財の需要拡大に伴い輸入が209億Mドルと、20.1%の急成長を見た反面、輸出が12%増の263億Mドルにとどまったことから、黒字幅は54億Mドルと、昨年同月の61億Mドルを11%下回った。
統計局によれば、6月の中間財輸入は17%、資本財輸入は48.5%、それぞれアップした。アナリストによると、こうした輸入の力強い成長は、国内消費と需要の拡大に伴うもので国内経済の復調を反映している。特に主要なインフラ・プロジェクトの復活が資本財輸入の拡大につながった。このことは貿易収支の黒字が今後縮小傾向を辿ることを意味するが、黒字幅は依然として大きいため懸念材料にはならないと言う。
マレーシアの貿易収支は1997年11月以来20カ月連続黒字を記録しており、今年上半期の黒字は337億Mドルと、前年同期の224億Mドルを50%上回っている。今年上半期の輸出は昨年同期比7%増の1471億米ドル、輸入は同1.4%減の1134億Mドルを記録した。(STAR,MBT,BT:8/3)
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