1999-08-03 ArtNo.19992
◆<馬>グローブトロニクス、上海に顧客支援拠点計画
【ペナン】ペナン拠点の電子製造業者Globetronics Technology Bhdは急成長する中国市場に進出した顧客を支援するため上海に新たな拠点を設ける計画だ。
グローブトロニクス・テクノロジーのHeng Huck Lee重役(CEO)によると、同社は過去2年間にフィリピンと香港に拠点を設けたが、こうした拡張計画は半導体関連製品のグローバルなワンストップ・サプライヤーを目指す戦略の一環である。
同社は過去2年にわたり中国進出の機会を窺ってきたが、今その好機が到来している。子会社により所有される新工場は今年末までに稼働する予定で、当面は小規模な賃借工場からスタートする。主に集積回路(IC)の製造を手掛けるクアラルンプル証取(KLSE)二部上場のグローブトロニクス・テクノロジーはGlobetronics Shanghai Incの創設により、傘下に子会社8社を擁することになる。これらの子会社とは、Globetronics Sdn Bhd、Globetronics Philippines Inc、Globetronics Philippines Manufacturing Inc、Globetronics Multimedia Technology Sdn Bhd、ISO Technology Sdn Bhd、Globetronics(HK)Ltd、Globetronics Industries Sdn Bhd.。この他に関連会社としてSMCi Globetronics Technology Sdn BhdとSMCi Globetronics Technology Industries Sdn Bhdの2社を挙げることができる。
グローブトロニクスの1998年12月期の売上は前年の6100万Mドルから1億5080万Mドルに飛躍、税引き前利益はは1140万Mドルから2590万Mドルに127.2%アップした。今年も10~20%の成長が見込まれている。フィリピン・ビジネスはなお揺籃期に有るが、すでにグループ営業額の15%に貢献している。
グループはペナンにおける新工場の建設や機械設備の購入、既存施設のアップグレードに1500万Mドルの投資を予定している。ペナンに購入した3エーカーの土地には、700万Mドルを投じて新工場を建設すると言う。(STAR:8/2)
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