1999-08-03 ArtNo.19990
◆<馬>金融再編、一部大手銀行にリスクも
【クアラルンプル】中央銀行バンク・ヌガラは7月29日、50行(社)を超える国内金融機関を6グループに統合する計画を発表したが、最大手の2行RHBキャピタルとAMMBホールディングズがプレミア・ステータスを喪失する可能性が噂されるとともに、中小銀行のマルチ・パーパス・バンクやプルウィラ・アフィンあるいはサザン・バンクが脚光を浴びている。
複数の金融筋によると、6グループの中心になるのは、大手のマラヤン・バンキング、バンク・オブ・コマース-バンク・ブミプトラ、パブリック・バンクの3行と、比較的小規模のサザン・バンク、マルチパーパス・バンク、プルウィラ・アフィン・バンクになる見通しだ。
国内第3位の銀行グループであるRHBキャピタルと金融会社最大手のMBfファイナンスは、より小規模のマルチパーパスの傘下に入り、商業銀行、金融会社、マーチャント・バンクを配下にもつAMMBホールディングスはプルウィラ・アフィンに吸収されると言う。
一方、ダイム蔵相は先週末、貸付に消極的な複数の銀行の首をすげ替え、ローンの成長目標を確保する意向を表明した。それによると先ず1、2の最高経営責任者(CEO)を更迭し、銀行産業のニュー・ダイレクションを示す計画と言う。(BT:7/31,BT,LZ:8/2)
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