1999-08-03 ArtNo.19985
◆<星>80%の企業が下半期の業況回復予想:BT/野村調査
【シンガポール】シンガポール企業の大部分が今年下半期の市況回復と経済環境の改善を予想、経済界は経済危機の打撃を乗り越え、急速に自信を回復している。
今年6月に初めて実施されたBT-野村ビジネスバロメータ調査に回答した111社の80%が今年下半期に経済の一層の回復を予想、変化なしと回答した企業は18%、悪化すると答えた企業は1.8%にとどまった。また、著しい悪化を予想する企業は全く存在しなかった。
不動産業界では全企業が、金融業界では60%が、多国籍企業では58%が、下半期も経済の回復が続くと予測した。
新規受注が増えると回答したものは46%、不変と回答したものは41%。投資が拡大すると予想するものは42%、同水準を維持すると見るものは40%。販売価格が回復すると予想するものは17%、同水準維持は50%、悪化するは31%。純益が拡大すると見るものは50%、同水準維持は30%だった。
また金融機関の大多数を含む67%の企業がこの先数カ月プライムレートは変わらないと見、53%の企業が不動産価格の年内回復を予想した。(BT:8/2)
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