1999-08-02 ArtNo.19983
◆<印度>Telcoの多目的車市場シェア拡大は至難?
【ムンバイ】多目的車カテゴリーにおけるシェア拡大は、タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)にとって口で言うほど容易ではないようだ。
Telcoは1998/99年度には事業用販売が16.5%落ち込み、多目的車市場のシェアも5%縮小した。Telcoは同年、Sumo2万6000台、Safari4300台、Tata Sierra1000-1500台を販売した。1994年11月に発売されたSumoは最近まで、多目的車のベストセラーの地位を維持してきたが、同カテゴリーに多彩な低コスト車を投入したライバルの攻勢に遭い、加えて農村部の販売/サービス網が手薄なこともあって、農村市場の開拓でもライバルに遅れをとった。
ライバルのマヒンドラ&マヒンドラ(M&M)の多目的車市場におけるシェアを1997/98年度の51.74%から1998/99年度の57.52%に拡大、1999/2000年度第1四半期のシェアは62.7%に達した。(THBL:7/31)
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