1999-08-02 ArtNo.19977
◆<馬>シェル、サラワク州MDSプラントの再建を日揮に発注
【クアラルンプル】Shell Middle Distillate Synthesis Sdn Bhdは(シェルMDS)は爆発事故で損傷を被ったサラワク州ビントゥルのエア・セパレーション・ユニット(ASU)の再建/第二世代接触分解装置の導入/プラント・キャパシティーの拡張に関わる1億3000万Mドルのエンジニアリング/資材調達/建設(EPC)契約を日揮に発注した。
シェルMDSが先週金曜(7/30)発表したところによれば、1997年12月の事故で損傷を被った施設の再建工事は50%完成しており、事故原因究明のための調査が完了すれば、工事は加速される。再建工事にはこれまでに8億2000万Mドルが割り当てられており、来年5月には完全操業する見通しだ。
シェルMDSビントゥル・コンプレックスではサラワク州沖合で採取された天然ガスを原料に年間40万トンの各種製品が生産される。これらには日産平均1200トンの蒸留製品とワックスが含まれる。
シェルMDSは、爆発事故は同プラントが採用した最先端のgas-to-liquidsテクノロジーとは無関係と重ねて強調している。(STAR:7/31)
|