SEAnews 1999-08-02 ArtNo.19975

【クアラルンプル】マレーシア自動車販売業者協会(MMTA)は、今年通年の予想自動車販売台数を20万台から26万台に上方修正した。
もし同目標が実現するなら昨年実績の16万3851台を59％上回ることになる。ＭＭＴＡのアイシャ・アハマド会長は、政府により導入された様々な景気浮揚策、消費者情緒の改善、証券市場の復調をこうした強気な見通しの根拠としている。
今年初6カ月にサバ／サラワク両州を含むマレーシア全国で販売された自動車の総数は12万9722台と、昨年同期の6万1298台から112％の増加を見た。この内乗用車販売は10万6840台と、昨年同期の5万1605台を107％上回った。
国産車のプロトン及びプロドゥアの販売台数は昨年同期の4万7416台から9万8349台に、やはり107％の成長を見た。プロトン・カーの販売台数は7万126台と、市場シェアも昨年同期の60.5％から66％にアップした。非国産乗用車販売は103％増の8491台、商用車販売は62％増の1万1535台、四輪駆動車販売は340％増の1万1347台を記録した。プロドゥアの4輪駆動車Kembaraは7886台販売され、市場シェア69％を占めた。
アイシャ女史によると、現在の市況は依然として1997年を35％下回っているが、経済の復調が持続するなら2000年乃至2001年には1997年のレベルに達する可能性がある。
アイシャ女史は、10月に国会に上程される新年度予算案に自動車産業に対する一層の刺激措置が盛り込まれることに期待を表明した。(STAR,NST,MBT:7/31)