1999-07-30 ArtNo.19962
◆<馬>英国エンジニアリング会社Bエリオット、第2工場計画
【クアラルンプル】英国拠点のエンジニアリング・グループB Elliott Ltdは、2000年第2四半期に1500万~2000万Mドルを投じ、マレーシアに第2工場を設ける計画だ。
BエリオットのMichael J.E. Frye重役(CEO)が29日語ったところによると、スラゴール州シャー・アラムに設けられる工場では、先ず第1段階として英国/米国市場向けのIn Wheel Electric Motorsが製造される。この種のモーターは車椅子に使用され、生産規模は年間1500万Mドル前後になる。第2段階では、電動スクーターや電動小型タウン・カー用の電気システムが製造される可能性がある。しかし第2段階のプロジェクトの実行の可否は、同社が目下進めているフランスのプジョー、イタリヤのピアジオや、中国の複数の企業等との交渉の如何にかかっている。
この日Bエリオットは、ウォン・シーワ副蔵相及び英国高等弁務官の立ち会いの下、ブミプトラ企業Tunas Mayang Sdn Bhdと、特殊用途の変圧器及び電気関連製品の製造に関わる当初投資額1000万Mドルの合弁契約(51:49)に調印した。
同合弁契約の下、目下建設中の第1工場は既に90%完成している。製品は当面英国と米国市場に輸出され、年間500万Mドルの売上が見込まれている。しかし将来的にはASEAN自由貿易地域(AFTA)協定発効後の域内市場をターゲットにしている。ASEANにおける関係ビジネスは年間1800万Mドルの売上が見込めると言う。(STAR:7/30)
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