SEAnews 1999-07-29 ArtNo.19948

【クアラルンプル】マレーシアのテクノプラナーがマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)にそのプレゼンスを築くのを支援するため昨年6月に設立された1億2000万ＭドルのMSC Venture One Fundは、既に30件の申請を受理、来月末にも初の資金提供を行う。
MSC Venture Corp Sdn BhdのSarina Karim重役(CEO)によると申請額は50万Ｍドル以下から1000万Ｍドルまで様々。8月末乃至9月初めにも資金提供に着手する。しかし30件の申請者の全てに資金が提供される訳ではない。一部の申請者のビジネス・プランは不完全で、こうしたものにはモデル・ケースを示し、ＭＳＣベンチャー・ワン・ファンドが希望するビジネスのタイプを説明する。
ＭＳＣベンチャー・ワン・ファンドはマルチメディア・デベロプメント・コープSdn Bhd(MDC)の完全出資子会社のＭＳＣベンチャーズ・コープにより管理運用される。ＭＤＣは同ファンドに1億Ｍドル、政府投資会社カザナ・ナシオナルBhdが別に2000万Ｍドルを拠出する。ファンドは年間10～15社に資金を提供、これらの企業がメスダックやナスダックに登録するのを支援すると言う。(MBT,STAR:7/28)