1999-07-29 ArtNo.19946
◆<馬>経済再建スペシャリストに脚光:LID’99
【ランカウィ】マレーシアの経済再建専門家チームは、1999年ランカウィ国際会議(LID'99)の会場で脚光を浴び、多方面からその経験の披露が求められた。取り分けアフリカ諸国の代表は将来の危機を予見し、あるいは未然に防止するために、経済再建の具体的措置に大きな関心を示した。
法人債務再編委員会(CDRC)のC.ラジャンドラム会長によると、アフリカ諸国の政府高官はマレーシアの経済再建チームと会談し、この種のチームの役割について理解しようと努めた。これらの国が今後直面する経済問題はマレーシアが経験したものとは異なったにしても、共通するものは有るはずである。
マレーシアの経済再建チームは中央銀行、証券委員会(SC)、CDRC、プングルサン・ダナハルタ・ナシオナルBhd、ダナモダル・ナシオナルBhdの専門家から成る。これらの機関は国家経済再建計画(NERP)を立案した国家経済行動理事会(NEAC)により提案された施策を実行に移す使命を負うている。
マレーシアは幸いなことに比較的多額な外貨準備を擁したが、アフリカ諸国は如何なる金融問題の発生も致命傷になる恐れがある。こうしたことからジンバブエは代表をマレーシアに派遣し、経済再建措置を実地に調査することを計画している。
中央銀行のDatuk Dr Zeti Akhtar Aziz副総裁はLID’99の席上、経済再建チームを代表して、世界38ヶ国の代表にマレーシアの経験を披露する予定だ。(STAR:7/28)
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