1999-07-29 ArtNo.19944
◆<星>DBSランド、半期純益S$1.2億、174%アップ
【シンガポール】シンガポール開発銀行(DBS)系列の地場大手不動産会社DBSランドは27日、1999年6月期半期に前年同期比174%増の1億2290万Sドルの純益を計上したと発表した。
Han Cheng Fon副会長兼CEOによると、同社が手掛けるほとんど全ての業務領域や地理的領域をカバーする広範囲にわたる景気の復調が、目覚ましい業績の改善を実現した。さらに金利の下降に加え、ホランド・グリーン、グレンデール・パーク、Casafinaの未販売ユニットに対する引き当て1680万Sドルの帳簿再算入も業績の改善に寄与した。DBSランドによると、1680万Sドルの帳簿再算入は控えめなもので、慎重に下半期の動向を見守る意味から他の多くの土地不動産に対する引き当ての再算入が見送られた。同社は下半期にも好調な業績が実現できるものと見ている。昨年は、上半期に4490万Sドルの純益を計上したにも関わらず、通年では膨大な引き当てに祟られ2億3900万Sドルの損失を計上していた。
今回発表されたDBSランドの半期純益は、アナリストらが予想していた6870万~9300万Sドルの純益を大幅に上回っている。(ST,BT,LZ:7/28)
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