1999-07-29 ArtNo.19940
◆<星>アナリスト、今年のGDP成長見通しを4.6%にアップ
【シンガポール】第2四半期の製造業生産がドラマチックな回復を見たことから、アナリストらは、経済成長見通しの修正にスクランブルし、結局、第2四半期の国内総生産(GDP)成長率をこれまでの平均3.3%から5.4%に、通年のそれをこれまでの3.5%から4.6%に、それぞれ上方修正した。
月曜に発表された6月の製造業成長率は18.4%をマーク、第2四半期の製造業成長率も14.1%と、第1四半期の6.5%の2倍以上に達した。製造業はシンガポールのGDPの4分の1弱を占め、製造業生産の以上の伸びだけで、GDPは3%アップする。
こうした中で、ビジネス・タイムズ紙が27日インタビューした証券会社各社のアナリストは、第2四半期/今年通年のGDP成長率をそれぞれ以下のように予想した。Vickers Ballas7.5%/5.0%、OCBC Investment Research6.5%/5.0%、SG Securities6.0%/5.0%、JM Sassoon5.5%/4.5%、IDEA4.4%/4.4%、ABN Amro Bank4.0-4.5%/4.5%、MMS International3.5-4.0%/4.0%。
またアナリストらは、シンガポール政府が最近採用した金融部門の新測定方式も、最近の証券市場の活況をより直接GDP成長に反映させるものと見ている。(BT,LZ:7/28)
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