1999-07-27 ArtNo.19923
◆<印度>TELCO、契約製造/生産分与パートナー物色
【ムンバイ】タタ・エンジニアリング・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)のラタン・タタ会長は、1998/99年度報告書の中で契約製造/生産分与コンセプトの下に外国の主要自動車会社と提携する可能性を示唆したが、同社幹部によると、未だ外国企業からその種の提案は受けていないと言う。
タタ会長はハイエンド・カーや新モデルの生産計画と絡めて同構想を明らかにしたが、契約製造はハイレベルな稼働率を実現する最良の策と言える。
とは言え新たにインド市場への進出を目指す外国自動車会社は、Volkswagen子会社のSkodaとマレーシアのProtonを除けばほとんど見あたらぬため、観測筋は現在最も可能性の高いのはエンジンの契約製造と語る。30%の関税を課されるエンジンの現地生産はいずれの企業にとっても焦眉の急務で、フィアット、ホンダ、フォード、GM等は皆同問題を抱えている。仮に共同の製造施設が存在するなら、迅速にこの種のハンディキャップを克服できると言う。(THBL:7/25,ET:7/24)
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