1999-07-27 ArtNo.19922
◆<印度>韓国大宇、自動車子会社の持分を51%に削減計画
【ムンバイ】韓国のコングロマリットDaewoo(大宇)はインドの自動車製造子会社Daewoo Motors India (DMIL)の持分を現在の91.63%から51%に引き下げる計画だ。
大宇は既にDMILに4000クロー近くを注入したが、これ以上の資本投下を望んでおらず、第2段階の事業拡張に際しては出資パートナーを呼び入れることを検討している。
DMIL幹部は、大宇としてはDMILの51%以上の権益を維持する必要は全くなく、出資率の引き下げを検討していると語った。
消息筋によると、大宇は以上の目的を達成するため地元の金融機関に接触したが、成功していない。このため私募を通じ、戦略パートナーを呼び入れる可能性がある。
目下のところDMILにはDaewoo Motor Companyの他、地元のDCMグループが0.689%、トヨタが0.019%、金融機関が7.66%出資している。
しかしDMILのKH Nam会長は、「現状では出資パートナーを求める機は熟していない。それ相応の利益を計上した後、金融投資家に出資を求めるべきだ」としている。DMILは2001年の採算ライン達成を目指しているが、同社幹部は目標の実現は決して容易でないとしている。DMILは同目標を達成後、大規模な拡張投資を行い、インド市場に新モデルを紹介する計画とされる。(IE:7/26)
|