SEAnews 1999-07-27 ArtNo.19917

【チェンナイ】Hindustan Motors Ltd(HML)は、マレーシアの国産車メーカー、プロトンとチェンナイ工場におけるプロトン・カーの組立製造に関わる交渉を進めている。
ＨＭＬ代表団はこのほどマレーシアを訪問し、帰国したばかり。同社筋によると最終決定はまだ下されていない。双方は原則的合意に達したものの、プロトンがＨＭＬに支払う委託生産料の額がまだ詰められていない。
マレーシア政府と三菱の合弁事業プロトンは既に過去2年にわたりインド市場進出の努力を続けて来た。一方、ＨＭＬはチェンナイ近郊のTiruvellore工場で三菱とのライセンス契約に基づきランサーの製造を手掛けている。
業界筋によると、プロトンにとっては何ら投資を必要とせずに、インド市場に進出でき、ＨＭＬにとっては既存プラントの稼働率を高めることができるため、両社の提携は双方にメリットがあると見ている。
プロトンは目下、インド市場に1300ＣＣのSagaと1500ＣＣのViraを投入しているが、観測筋は、Viraをインド国内で生産するなら、低価格を武器にMaruti Udyog Ltd(MUL)のEsteemに対抗できると見ている。(THBL:7/24)