1999-07-27 ArtNo.19914
◆<馬>政府準備金、外資流出に十分対応可:首相
【ランカウィ】マレーシア政府は通貨管制の期限が切れる今年9月1日以降に外資の流出が生じても対応する十分な資金を保持している。
マハティール首相は25日、先週金曜に発生したクアラルンプル証取(KLSE)株価総合指数(CI)の21ポイントの下降は、9月1日の通貨管制を前に外資がマレーシアから撤退する兆しではないかとの質問に対して以上のコメントを行った。
それによると、数ヶ月前には200ポイントまで落ち込んでいたKLSE-CIが今では800ポイントをマークしており、多少の調整が生じるのはやむを得ない。一部の投資家がその値上がり益を換金するのは自然なことであり、KL市場が国際市場の動向に反応するのも自然である。またKLSEの大部分のプレーヤーは地元投資家であり、パニックが生じる恐れはないと言う。
米国連邦準備制度理事会のアラン・グリーンスパン議長が先週、一層の金利引き上げを示唆する発言を行ったのを受け、域内証券市場の株価は一斉に値を下げた。(NST,MBT,STAR,BT:7/26)
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